こちらでは当事務所のサービスについてご紹介いたします。
不動産鑑定というのは「黙って座ればピタリと分かる」というものではなく、売買実例をはじめとする多くデータに基づいて行うものです。地方(田舎)には地方特有の価格水準がありますが、その価格水準を知るためのデータが非常に少なく、地価の高い都市部に比べてむしろ価格水準の把握が難しいという問題があります。
また鑑定評価の対象となる不動産そのものだけでなく、所在地周辺の地域特性やデータの所在地等についても精通する必要があり、このような理由から、地元の鑑定業者に任せていただくことが一番信頼性が高いものと考えています。
北京都不動産鑑定では日常的に多くのデータを収集し、地域毎の価格水準を形成する要因(価格形成要因といいます)を把握して、実際の鑑定評価のご依頼に対して、迅速かつ的確にご要望にお応え出来るようにしています。
不動産鑑定評価において最も大切なことは、結論としての鑑定評価額が適正であることなのは言うまでもありませんが、現実に鑑定評価を依頼する場面は、裁判所や税務署などの公的機関や金融機関向けである場合がほとんどで、求められた鑑定評価額が「どのような手順で求められたものか、なぜこの価格なのか」という説明が非常に大切です。この「説明力」こそ、地元の鑑定業者にご依頼いただく最大のメリットと考えています。
鑑定評価書を納品して内容をご説明した後でのお客様とのコンタクトはあまりありませんが、以前に、借地権付建物の鑑定評価を行なったところ、その約1年後にその建物を購入したいという方から電話があって「借地権付建物の借地権って何ですか?」というお問い合わせがあってご説明したことがあり、無事に売買が成立したようです。
今はほとんどありませんが、これから相続等で遠隔地にお住まいの方が田舎の不動産を所有するケースが増えてくることが考えられます。このような場合に「自分の所有する土地や建物がいまどんな状態か知りたい」といったご要望もあるのではないかと思われますが、国家資格である不動産鑑定士であれば、このようなご要望でも安心してご依頼いただけるものと考えています。
ご依頼やご相談は、電話によるものがほとんどですが、不動産の所在地のおおまかな状況は、住所をうかがえばすぐに分かりますので、ご相談レベルであれば迅速な対応が可能ですし、必要があれば現地へも行けます。
北京都不動産鑑定は地元に精通している不動産鑑定士ですので、所在地の状況や地域特性について迅速に知ることが出来ますし、様々なご要望にも柔軟に対応することで、不動産鑑定以外のいろいろなニーズにお応えすることが出来るものと考えています。
ある日鑑定評価書の内容について電話で問い合わせがあり、うかがってみるとい以前私が作成したものを、そうとは知らずに尋ねられたもので、内容に不信感を持っておられましたが、意味を丁寧にご説明したところ、十分に納得していただけました。
相続の場合には、弁護士や司法書士、税理士の方々との共同作業となる場合も多く、また鑑定評価のために境界確定や測量が必要となる場合や、土地や建物の表示登記や所有権移転登記が必要な場合など、鑑定評価のご依頼でなくても信頼できる地元の専門家をご紹介いたします。
特に鑑定評価とならないご相談でも丁寧に対応し、特に個人のご相談者では「どのような専門家に、どのように問い合わせしたらよいか分からない」というお問い合わせもありますが、適切にアドバイスさせていただきます。
不動産鑑定士というと、不動産業者(宅地建物取引業)に近い仕事とお考えの方も多いと存じますが、実際には法律に関係することの多い仕事ですので、不動産鑑定以外の法律問題でも適切に専門家をご紹介出来るものと存じます。
以前、相続ついてのご相談があり、地元弁護士をご紹介しようとしたところ「弁護士の先生は敷居が高い」といわれ、知人の司法書士の方に相談の上でご紹介して喜んでいただいたことがあります。